ぶどうを皮ごとの見分け方は?食べる際の注意点と栄養や農薬も解説

あなたはぶどうを食べるときにこんな疑問を持ちませんか?

  • 皮ごと食べて平気?
  • 皮ごと食べられるものとそうでないものの見分け方は?

実はどのぶどうも皮ごと食べることはできますが、皮の厚いものは食べすぎるとお腹を壊すことがあるので気をつけましょう

お腹を壊さないために、代表的な品種の特徴も紹介しますね。

私はデラウェアをよく食べますが、あの小粒の皮を剥かずにすむなら嬉しいですよね。

ぶどうを皮ごと食べれば、皮を剥く手間がなくなるだけでなく、栄養もたっぷりとれるんですよ♪

この記事の内容
  • 皮ごと食べやすいぶどうの見分け方と適量
  • 皮ごと食べると得られる栄養素
  • 残留農薬の心配はしなくて大丈夫

皮の栄養価だけでなく、ぶどうの鮮度の見分け方の目安も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ぶどうを皮ごと食べる見分け方って?1日の適量も

ぶどうはどの品種も皮ごと食べて大丈夫ですが、食べすぎには注意が必要です。

ぶどうの皮は食物繊維が豊富なため、消化しにくくお腹を壊してしまうことがあります。

特に皮の厚いものを食べるときはお腹を壊さないように、見分け方にも気をつけましょう。

また、ぶどうは糖質が多く食べすぎるとカロリーのとりすぎにもなりやすいので、この点も注意が必要です。

それじゃあ1日に食べる適量はどれくらいなのかな

巨峰やマスカットなどの大粒の場合は10~20粒程度、デラウェアなどの小粒の場合は1房が適量になります。

これは、厚生労働省による一人一日当たりの果物摂取量の目標値200グラムの値を参考にしています。

参考:健康日本21(第三次)について~栄養・食生活関連を中心に~

ぶどうは一粒ずつが小さくて食べやすいので、気づいたら食べ過ぎてしまっていることも。

あらかじめ食べる量だけ取り分けるなどの工夫をおすすめします。

ここからは、皮ごと食べやすい品種とそうでないものの見分け方・特徴について紹介しますね

皮ごと食べやすい品種と食べにくい品種

繰り返しになりますが皮ごと食べにくい品種でも皮ごと食べることができます。

ちなみにぶどうは10,000種類以上の品種が存在するそうです。

ぶどうは皮の色で、黒色系、赤色系、黄緑系の3つに分けることができます。

今回はスーパーにも並んでいるそれぞれの代表品種を特徴とともにお伝えします。

ぜひ、購入する際の見分け方の参考にしてください♪

品種皮も食べられるか種あり/なし皮の色
シャインマスカットなし黄緑系
ナガノ
パープル
なし黒色系
巨峰どちらも黒色系
ピオーネあり黒色系
デラウェアなし赤色系
マスカット・
オブ・アレキサンドリア
あり黄緑系

皮ごと食べにくい品種だと、舌触りが気になったり、渋みがあったりするので苦手な方もいるとは思いますが、気にならない場合は、栄養を無駄なくとるためにも皮ごと食べてみてください。

ところで、皮にはどんな栄養があるのかな

皮にも栄養がたくさんありますよ

ぶどうを皮ごとで栄養がこんなにとれる!

ぶどうは果肉の部分も栄養が豊富ですが、皮ごと食べることで栄養を丸ごととることができます。

ぶどうの持つ栄養素
  • ポリフェノール(アントシアニンを含む)
  • 食物繊維
  • カリウム

まずは、皮ごと食べることで特に多くとることができる「ポリフェノール」から紹介していきますね。

生活習慣病や眼精疲労の予防に「ポリフェノール」

ぶどうを皮ごと食べることで栄養素を丸ごと、特に「ポリフェノール」をたっぷりとることができます。

ポリフェノールはぶどうの色素成分でもあり、抗酸化作用を持ち、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。

ぶどうの皮を食べると渋みを感じることがあると思いますが、この渋みのもとがポリフェノールです。

また、ぶどうにはポリフェノールの一種である「アントシアニン」も、特に黒色系の品種に豊富に含まれています。

アントシアニンは、眼精疲労の予防や視力機能の回復、花粉症を予防する効果があります。

整腸作用に「食物繊維」

食物繊維は大腸まで到達する成分で、便秘の予防だけでなく、コレステロール値を下げてくれます。

ただし、食物繊維は消化できない栄養素なので注意が必要です。

一気にとりすぎるとお腹を壊す原因になるので、皮の厚いぶどうの食べすぎには特に気をつけましょう。

むくみ対策に「カリウム」

カリウムは、体内の塩分濃度を調整してくれる働きがあり、むくみ予防や高血圧のリスクを下げてくれます。

カリウムも果肉だけのときよりも、皮ごと食べた場合のほうが豊富に摂取できます。

栄養があるのは分かったけど、皮ごと食べるときに農薬の心配はしなくていいのかな

つづいて、皮ごと食べる際の残留農薬について説明しますね

ぶどうを皮ごとでも農薬は大丈夫!洗い方と保存方法も

ぶどうを皮ごと食べる際に農薬の心配はしなくて大丈夫です。

農薬には使用基準が設けられていて、ほとんど残っていないか健康に影響しない量なので、心配いりません。

また、房になったら袋をかぶせるので、農薬がつく量も少ないです。

日本の残留農薬の基準値はかなり厳しいです。そもそも、残留農薬が基準値を上回るものは出荷されないので皮ごと食べても安心です。

心配なら、軽く水で洗ってから食べましょう

ぶどうの洗い方について

ぶどうはとても繊細な果物なので、ボウルに水をため、そこにぶどうを入れて軽くゆすりながら洗いましょう。

房の中の部分が洗いにくい場合は、軽く流水を流しながら、ゆすり洗いをしてあげましょう。

洗い終わったら、ざるに乗せて水をきり、キッチンペーパーで水滴をふき取りましょう。

皮ごと食べる際に、水滴によってぶどう本来の甘みを薄めないためにも、キッチンペーパーで水滴をふき取ってあげましょう。

ぶどうの保存方法について

ぶどうは水につけると傷みが早くなるので、「洗わずに」そのまま冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

保存するときには、まず傷んでる実があるか確認して取り除きましょう。

その後は、房のまま保存する方法と一粒ずつ保存する方法があります。

房のまま保存する場合

乾燥しないように一房ずつキッチンペーパーで包んでから、つぶれないように密閉容器に入れて、野菜室へ入れましょう。

ぶどうは皮ごと食べ過ぎないほうがいいことと、一日の適切な摂取量もお伝えしました。

そのため、一粒ずつ保存する場合は以下の方法で保存してみてください。

一粒ずつ保存する場合

キッチンばさみで粒を「枝ごと」切り離し、キッチンペーパーを敷いた密閉容器に入れて、野菜室へ入れましょう。

枝ごと切り離すことで、実の部分に穴が開いて傷むのを早めてしまうのを防ぐことになります。

房のままの場合は2~3日ほど、一粒ずつ保存する場合は5~7日ほど、保存可能です。

また、ぶどうの皮には「ブルーム」という白い粉がついています。

これは鮮度を保つ役割をしていますので、食べる直前まで洗い落とさないようにしましょう。

ぶどうの表面の白い粉「ブルーム」の役割

白い粉は「ブルーム」といって、そのぶどうが新鮮だという証です!

ぶどうを購入する際に白っぽくなっているのを見たことはありませんか?あれはぶどうが自ら作り出した白いバリアです。

ぶどうの鮮度を保ち、病気から守ってくれるものですので、生産者は収穫の際にできるだけこのブルームを落とさないように丁寧に扱っています。

人体に無害な物質で、農薬や汚れなどではないので安心してくださいね。鮮度を見分ける目安になりますよ。

購入の際には、ブルームがたくさんついているものを探してみてくださいね♪

まとめ

  • 実は皮ごと食べられるぶどうの見分け方はなく、どの品種も皮ごと食べることができる
  • 皮が厚くて食べにくいものは消化不良でお腹を壊すことがあるので、食べすぎないようにする
  • ぶどうの適量の目安は1日200グラムで、大粒の場合は10~20粒程度、小粒の場合は1房が目安
  • 皮ごと食べることで得られる栄養素は、ポリフェノール(アントシアニンを含む)、食物繊維、カリウムなど
  • 日本の農薬の基準値はかなり厳しく、基準値を上回るものは出荷されないので、皮ごと食べても農薬の心配はしなくて大丈夫
  • 洗うときは丁寧にボウルに水をため、そこにぶどうを入れて軽くゆすりながら洗う
  • 保存する際は、水につけると傷みが早くなるので「洗わずに」キッチンペーパーで包んで、密閉容器に入れてから野菜室へ入れる
  • 房のまま保存するよりも、一粒ずつ枝付きのまま保存する方が日持ちする
  • 皮についている「ブルーム」という白い粉は、鮮度を保つ役割をしているので、食べる直前まで洗い落とさないようにする
  • ブルームをぶどうの鮮度の見分け方の目安にするとよい

どのぶどうも皮ごと食べて大丈夫だということが分かって、より食べやすくなりましたね。

味が美味しいだけではなくて、皮ごと食べることで様々な栄養を丸ごととれるのは嬉しいですね。

何種類もあるぶどう、ブルームを鮮度の見分け方の目安にして、いろいろな品種を楽しんでみてはいかがでしょうか♪

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