あなたは、みかんを買ったときにこんなお悩みがでませんか?
- いつの間にか、カビてしまっている
- 長持ちさせる保存方法を知りたい
みかんのカビを防ぐには、①温度と湿度管理、②ヘタを下にする、③こまめに傷みをチェックする、ことが大切です!
簡単に手でむけて栄養価も高いみかん。約3個で一日分のビタミンCがとれちゃいます。
私も毎年、箱買いするくらい好きなので一日3個は余裕で食べてしまいます。そんな私がおすすめの保存方法を紹介します。
保存方法を知ることで、カビの発生を防いでおいしく食べられる数が増えますよ♪
- カビを防ぐ保存方法
- カビの原因
- 冷凍保存の方法と甘いみかんの選び方
- 箱買いしたときの保存方法
早めに食べきるために甘いみかんの選び方も載せていますので、参考にしてくださいね!
みかんの保存方法とカビの防ぎ方のポイント
カビを防ぐための保存方法で気をつけるポイントは、以下の3点です。
- 高温多湿の場所に置かない
- ヘタが下になるようにする
- こまめに傷みがないかチェックする
なぜこの3点が大切なのか、順番に説明していきますね!
保存方法①高温多湿の場所に置かない
室温が5~10℃の場合は風通しのよい場所に置き、10℃以上の場合は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
温度だけでなく、風通しのよい場所に置くようにすることも大切です。
みかんは高温多湿が苦手です。そしてカビは湿度を好みます。
冬場は暖房器具や加湿器以外にも、雨の日やお鍋を作った日などは高温多湿になりやすいので、注意しましょう。
室温が10℃以上の場合についても説明しますね
室温が10℃以上なら野菜室で保存
秋などでまだ10℃以上の場合は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
ただし、みかんは常温で育った果物なので冷やしすぎないことも大切です。
みかんは冷やしすぎるとクエン酸を消費しなくなるので、酸味が増して甘みが減ってしまいます。
ですので、野菜室で保存する場合は以下のようにひと工夫してから野菜室へ入れましょう。
- ヘタを下向きにする
- キッチンペーパーにくるむ
- ビニール袋でしばる
保存方法②ヘタが下になるようにする
みかんはヘタの部分が一番固いので、ヘタを下向きにすることで、皮が傷んでカビが発生するのを予防できます。
日本で主に食べられているのは「温州みかん」といって、日本の温暖な地方で栽培されている日本独自の品種です。
特徴は皮が薄いこと。むきやすいのでありがたいのですが、そのぶん傷つきやすくもあるので扱い方には気をつけましょう。
袋またはネット入りみかんのおすすめの保存方法
キッチンペーパーを使うことで、湿気を吸収し、乾燥も防ぐことができます。
また1段目と2段目の間にもキッチンペーパーがあることでみかん同士の接触も防げます。
重ねすぎると1段目が重さで傷んでしまうかもしれないので、2段程度にしておきましょう
保存方法③こまめに傷みがないかチェックする
傷んでるものを見つけたらすぐ取り除くことは、とても大切です。
買ってきたら、袋やネットに入っているものは一度すべて取り出して傷んでいないかチェックしましょう。
その後、先ほどの方法で通気性のよいカゴにうつしてあげるのがベストですが、それだけでは安心できません。
1日~2日おきに傷んでいないかこまめにチェックしてあげましょう。
皮がブヨブヨしていたり、白や緑色になっている場合は果肉までカビが侵食している可能性大です。
でも、捨てるときにも注意が必要なんです
カビを広げない腐ったみかんを捨てる方法
腐ったみかんをそのままゴミ袋に入れるのはやめて、ビニール袋などでしっかりしばってから処分しましょう。
アオカビにかかったみかんを動かすとカビの胞子が飛び散ります。
カビは空気中を舞って他のものにも感染する上、エチレンガスを一気に放出し、周りのものが腐るのを加速させてしまいます。
また腐ったものの周りにあったみかんは、すでにカビの胞子が付着している可能性が高いので、洗って乾かしたら、早く食べきるようにしましょう。
以上、みかんをカビから防ぐための3つの保存方法と処分方法でした。少し手間はかかりますが、ぜひ試してください♪
ところでどうしてこんなに腐りやすいの?
ここからはカビが発生しやすい原因について詳しく説明しますね
みかんの保存方法でも傷む原因が3つある!
みかんが腐りやすいのは、高温多湿の環境以外にも3つの主な原因があるからです。
- 水分量が多くて柔らかいから
- エチレンガスを発生するから
- アミノ酸がカビの発生を促進するから
カビの原因①水分量が多くて柔らかいから
みかんは水分量が多くて傷つきやすいので、衝撃や重みなどの扱い方や保存方法に気をつけましょう。
みかんは「その90%が水分」と水分量がとても多い果物です。
皮も手でむけるほど柔らかいので、つぶれやすいです。
そのため、皮に傷がつきやすく、これがカビの原因になると言われています。
カビの原因②エチレンガスが発生するから
カビの原因であるエチレンガスの影響を最小限に抑えるために、傷んでいるものはすぐに取り除く保存方法を実行するようにしましょう。
「エチレンガス」とは野菜や果物が分泌する植物ホルモンのことで、これによって野菜や果物は熟成します。
みかんのエチレンガス放出量は、リンゴなどと比べると少ないのですが、問題は腐ったときです。
みかんが腐ると大量のエチレンガスが放出され、周りのみかんを早くカビさせてしまいます。
カビの原因③アミノ酸がカビの発生を促進するから
みかんに含まれるアミノ酸の一種「プロリン」には、アオカビの仲間の活動を促進する働きがあります。
みかんの皮に傷がついたりすると、プロリンによってアオカビが発生しやすくなってしまうのです。
カビといえば高温多湿のイメージだと思いますが、みかんはこれらの原因のため、低温で乾燥した場所に置くという正しい保存方法を実行しても、カビが発生しやすくなってしまうんです。
みかんが大量にあって食べきれないときは、冷凍保存しちゃいましょう!
みかんの保存方法で日持ちするのは冷凍保存!選び方も
みかんを日持ちさせる保存方法と腐らせないための一番効果的な方法は冷凍することです!
2週間では食べきれなさそうなほどみかんがあるときは、いくつか冷凍して日持ちさせましょう。
冷凍みかんは自分でも作ることができます。水にくぐらすことで、水の膜ができて乾燥を防ぐことができますよ。
- アルミトレイにラップを敷いて、みかんを凍らせる
- 凍ったら、水にくぐらせる
- 水気は拭かずに、アルミトレイにラップを敷いて、再度凍らせる
- 再冷凍できたら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する
解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍してから食べるか、凍ったまま食べるようにしましょう。
実はみかんを腐らせないための最も効果的な方法があるんです♪
早く食べきるための「おいしいみかん」の選び方
みかんを腐らせないための最も効果的な方法…それは「早く食べきる」ことです!
ここでは、甘くておいしいみかんの選び方を紹介しますね。
- オレンジ色の濃いもの
- より平らな形をしているもの
- 皮の薄いもの
- 小さめのもの
- ヘタが黄色っぽいもの
みかんの実は完熟に近づくにつれて横に成長する傾向があるので、平らな形のみかんは甘い確率が高いです。
皮が薄いみかんは水分量が少なく糖度が高いみかんであることが多いです。皮と果肉の間に隙間がある場合は気をつけましょう。
みかんには様々なサイズがありますが、小さめのみかんは、水分量が少ないために味が凝縮していると言われています。
スーパーで買うときの参考にしてみてください♪
最後に、みかんを箱買いする人にむけて保存方法を説明しますね!
みかんの保存方法を知れば箱買いしても大丈夫
みかんは段ボール箱で輸送されることが多いですが、その際に衝撃を受けたり重みが加わったりしています。
箱買いした際の保存方法がありますので紹介しますね。
または新しい段ボールを用意しましょう
今回はキッチンペーパーではなく新聞紙を利用した保存方法でした。
湿気対策、乾燥防止のほかにも新聞紙をくしゃくしゃにしてから敷くことで重さをさらに分散させる効果があります。
食べるときには重みが一番かかっていた、段ボール箱の一番底にあった部分から食べるほうがよいでしょう。
重ねすぎると傷んでしまう可能性があるので、2~3段程度にしておきましょう
ちなみに、こちらが去年の冬に我が家で箱買いしたみかんの様子です。レジャーシートの上にヘタを下にして並べていました。
一生懸命工夫して腐らせないようにしていたのですが、場所を取って邪魔だったので、今年は段ボール箱&新聞紙での保存方法に変更します。
まとめ
- みかんを保存するときは5~10℃で風通しのよい場所に置き、10℃以上の場合は冷蔵庫の野菜室に入れる
- 保存するときは、一番固いヘタの部分を下向きにする
- こまめにチェックして、傷んでるものを見つけたらすぐ取り除く
- 腐ったみかんを捨てる際には、そのまま捨てずにビニール袋などでしっかりしばってから捨てる
- カビの原因は、みかんの水分量の多さ、エチレンガスの発生、カビを促進するアミノ酸の存在の3つ
- 上記の理由から、みかんは低温で乾燥した場所に置いておいてもカビが発生しやすい
- 冷凍での保存方法なら保存期間は約1ヶ月
- カビさせないために早く食べきることも意識する
- 甘いみかんの見分け方は、色の濃さ、平らな形、皮の薄さ、小さめ、ヘタが黄色っぽいの5つ
- 箱買いした際の保存方法では新聞紙を利用して、底のほうのものから食べる
みかんはおいしいだけでなくビタミンCもたっぷりで風邪予防や美肌効果もあります。
カビやすいのが難点ですが、ネット入りみかんを買う人も箱買いする人も紹介した保存方法を試してみてください。
おいしいみかんをたくさん食べて寒い季節を豊かに過ごしましょう♪
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